〝ゆうこりん流アルミホイルdeレンチンゆで卵〟はアリか、ナシか。ママタレントの小倉優子(37)がユーチューブチャンネルでゆで卵の作り方を公開し、物議をかもしている。電子レンジでNGとされるアルミホイルを使ったレシピだからだ。ヘタすれば電子レンジが発火する事故につながりかねない。メーカーに聞いてみた――。


 小倉は8日配信のユーチューブチャンネルで、電子レンジを使ったゆで卵と半熟卵の簡単レシピをレクチャーした。

 それによれば、1:卵の底にヒビを入れてそれをアルミホイルで包む、2:マグカップに1を入れて漬かる程度の水を入れる――と確かに手順はラク。

 小倉は、半熟卵1個を作りたい場合は600ワットで9分チン、ゆで卵2個を作りたい場合は600ワットで15分チンなどと、それぞれ実演。きれいなゆで卵と半熟卵を作ってみせた。「頭のいいママ友が教えてくれた」と明かし、「スゴく簡単で便利」と力説した。この〝裏ワザ〟はユーザーから「ゆうこりんがおすすめしてくれたのはやります」などと称賛されている。

 だが、電子レンジでアルミホイルを使うのはNGと、各家電メーカーが取扱説明書で注意喚起している。アルミホイルは特性上、チンすると庫内で発火して電子レンジが故障したり、火災が起きたりする恐れがあるからだ。

 小倉は「好きなママタレントランキング」(オリコン)で第2回(2017年)、第3回(18年)で連覇するほどママタレのイメージが強いためゆうこりん流の説得力はあるが、電子レンジでアルミホイルを使う際の注意はアナウンスしていない。ユーザーからは「頭の良いママ友? 電子レンジにアルミ卵 怖い要素しかないのですが、水はって大丈夫になる原理とか…」などと疑問が相次ぐ。

 この簡単レシピはアルミホイルで包んだ卵そのままではなく、マグカップに入れた水に浸してチンしたのがポイント。水に浸せば大丈夫なのか。

 小倉が使った電子レンジは芸能人御用達のオシャレ系家電メーカー「バルミューダ」。同社に10日、アルミホイルで包んだ卵を水で浸したマグカップでチンするレシピの安全性を確認したところ、水に浸そうがアルミホイルの使用自体を推奨しないと回答。また、殻付きの生卵の調理も推奨しないという。

 都内在住の30代ママは「そもそも鍋で水から中火でゆでれば、おおよそ10分超で半熟卵、12~13分でゆで卵になります。ゆうこりん流はそこまで時短にならないと思います(苦笑)」と首をひねった。

 小倉は若かりしころ、〝こりん星りんごももか姫〟というお嬢さまキャラでブレーク。しかし徐々にこの設定が苦しくなってしまい、2009年末には「こりん星は爆発しました」とキャラ自体をなかったことにした。こりん星の爆破はギャグでうまく笑いに昇華できたが、アルミホイルを水に浸してチンしても同じようになる可能性があり、万が一そうなったら笑いごとでは済まされない。それだけにくれぐれも注意してほしい。