歌手のGACKTが8日、活動の無期限休止を発表した。一時は命に関わる状態に陥り、重度の発声障害を併発しているという。活動再開のメドは立っておらず、毎年恒例の「格付けチェック」に出演できるか、ファンも心配している。

 GACKTは先月14日配信予定だったニコニコ生放送「GACKTと一緒に家呑み!!」を体調不良のため休止。21日、28日分も休み、31日には早々に9月度も生配信しないと発表したため、体調が心配されていた。

 あまりに長く体調不良が続いていることから、5月配信の動画で「もう風邪ですよ、これ」「もうあんまり神経質になることやめないですか?」と話していたGACKTが新型コロナウイルスに感染したのではないかなどと、SNSでは心配の声が相次いでいた。

 この日、エージェント事務所が文書で体調不良の経緯を説明。具体的な病名はなかったが、GACKTは先月6日に帰国後、「体調が悪い」と連絡してしばらく経ってから容体が急変。幼少からの神経系疾患がきっかけとなり、一時は命に関わる状態に。体調悪化が数週間続き、体重が10キロほど落ちたものの、容体は安定しているという。

 しかし重度の発声障害を併発し、声を発する仕事は不可能と医師が判断。今後は主治医がいる海外に戻り、持病と発声障害に関する精密検査をした後、活動再開に向けて治療に専念するという。

 映画関係者によれば、2019年に大ヒットした主演映画「翔んで埼玉」続編の撮影は延期。来年公開を予定していたが、不透明になった。

 さらに、GACKTといえば、毎年お正月恒例の人気バラエティー「芸能人格付けチェック!」(テレビ朝日系)での活躍ぶりだ。今年正月放送分でも無双し、個人65連勝を達成した。

「高視聴率番組で、来年も放送予定。毎年撮影は11~12月にかけて行われている。それまでにGACKTが戻ってこられればいいが…」(テレビ局関係者)

 多くの人が元気な姿で戻って来ることも待ち望んでいる。