「嵐」の二宮和也(38)主演ドラマ「マイファミリー」(TBS系=日曜午後9時)の初回が10日に放送され、世帯平均視聴率は12・6%とまずまずのスタートだった。

 ドラマは、誘拐された娘を取り返すための唯一の方法として警察を排除することを決意した夫婦が、戦っていくというストーリー。二宮にとって4年ぶりの連続ドラマとなる。

 11日に視聴率が発表となり、TBS局内は微妙な空気に包まれている。「TBS日曜9時の日曜劇場は局にとっては看板枠。『半沢直樹』をはじめとする大ヒットドラマが誕生している。1月クールの日曜劇場『DCU』の初回視聴率が16・8%だったこと考えれば、もろ手を挙げて喜べるほどの数字ではない」(TBS関係者)

 二宮にかかっているプレッシャーは、伝統のTBS「日曜劇場」の重みだけではない。ジャニーズ事務所の先輩・木村拓哉の主演ドラマ「未来への10カウント」が、テレビ朝日のドル箱ドラマ枠「木曜9時枠」で14日からスタート。〝ジャニーズ対決〟として注目されているのだ。

「木村、二宮ともジャニーズを代表する看板俳優であり、放送枠もテレ朝、TBSを代表する看板枠。対決ムードは盛り上がっていたのだが、二宮の方は最低ラインとみられていた15%にも全く届かず、放送前から早くも木村に軍配を上げる関係者は多い」(制作会社関係者)

 いろいろあった後も、木村のドラマは堅調で安定した視聴率を取っている。二宮の巻き返しはなるか、それとも平成の視聴率男が令和でもその人気を見せつけるか。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)