【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑346】緑色に光り人間を襲う巨大な川の主「マムランボ」

2020年01月24日 12時00分

「マムランボ」について語っている動画(ユーチューブから)

 未確認生物は、現代では絶滅してしまったとされる生物と、昔から語り継がれてきた生物に大別される。都市伝説的に急に目撃談が出てくるケースもあるが、これは現代や近年のケースに集中しているようだ。

 アフリカやアジアでは特に、伝説上の生物が今も目撃されている、という未確認生物のケースが割と多い。中には詳しい神話や伝説が存在するものも多く、こういった伝説をひも解いていくのも面白いものだ。

 今回紹介するのは、南アフリカに生息するという「マムランボ」だ。南アフリカのズールー族には、巨大な蛇の姿をした川の女神として語り伝えられていた。

 川の神が大蛇や龍の姿をしているという伝説は、アジアを中心に世界各地に残っている。マムランボについてはインドの「ナーガ」を想像すると分かりやすいかもしれない。マムランボもナーガも、伝説上の存在というわけではなく「今でも実在している」と信じられているからだ。

 マムランボの目撃証言は近年にも報告されており、川で奇妙な溺れ方をした人が出ると「マムランボのしわざではないか」とされるそうだ。

 一番有名なものは1997年にマウント・アイリフの町で目撃されたケースだ。その町の側を流れるムジントラバ川で、同年1月から4月まで相次いで9人が溺死するという事件が起きた。この時、川で巨大な謎の爬虫類らしき生物の姿が目撃され、マムランボのしわざではないかと噂されたのだ。

 亡くなった9人はいずれも警察の捜査で長期間水中に沈んでいたことが判明している。水死体の常として、川にすむ魚やカニによって食われた跡が残っていたそうだが、その形状が非常に奇妙なものだったため、村人らは「マムランボのしわざだ」と考えるに至ったのだそうだ。

 亡くなった人たちは皆頭や首、顔などの柔らかい部分が生物に食われていたのだが、マムランボは人の顔と脳を食べるとされているため、まさに伝説と合致していると騒ぎになったのだ。

 この時、目撃された謎の生物は体長約20メートル、馬のような頭に魚の下半身、短い足に蛇のような首を持っていたという。また、緑色に光っていたという証言もあった。果たして、この生物の正体は何だったのだろうか。

 ちなみにマムランボは海外のテレビ番組が現地に取材に行き、捕獲作戦が行われたこともある。しかし、この時の首尾はあまり芳しくなく、成果は得られなかったそうだ。

【関連動画】The Mamlambo