ソフトバンク・今宮健太内野手(30)が25日、新型コロナウイルスの濃厚接触者となる疑いがあるため、感染拡大防止特例の対象選手として出場選手登録を抹消された。現時点で本人に症状などはなく、24日のPCR検査では陰性判定を受けており、待機期間満了まで自主隔離となる。

 この日のDeNA戦(横浜)前に取材に応じた藤本監督は「痛いね。まあ、こればかりはしょうがない。おるメンバーでやらなしょうがない」と、開幕から存在感を発揮する正遊撃手の思わぬ離脱を嘆いた。今宮はここまでリーグ2位の打率3割4分5厘(25日時点)と打撃好調。攻守で貴重な戦力を欠くこととなった。

 この苦境に指揮官は「今宮が帰ってくるまでの間は、とりあえず野村(勇)と川瀬でカバーしてもらおうと思っている。2人にとってはチャンス。そこでいい結果を出せば、当然出番も増えてくる」と、代役を担う若鷹の奮起に期待を寄せた。