阪神の左腕・伊藤将司投手(25)が20日の練習試合・中日戦(宜野座)に6回から5番手で登板。3回で5安打を許したが、2つの併殺でしのぎ、無失点と信条の粘り強さを披露した。

 ただ登板後は「悪い中でゼロに抑えなきゃいけないっていうことはできてよかったですけど、変化球が高いっていうのが多かった」と制球ミスが目立ったことを反省点にあげた。

 ルーキーながら昨季10勝を挙げた左腕は、今季から新球種フォークも試している。だが、7回先頭・鵜飼の中前打を許すなど「空振りが取れていない」と、成果を得るには至っていない。矢野燿大監督(53)も「今日のボールであれば、シーズン中であれば持たないと思う」と、期待の高さゆえに評価は厳しいものだった。