FA権を行使せず、来季のチーム残留を決めた阪神・梅野隆太郎捕手(30)が4日、オンラインで開催のファン感謝フェスティバル前に改めて、残留を決めた心境を語った。

 「タイガースのファンの声援も力になりますし、やっぱり今、この選手たちとてっぺん目指して、優勝を目指す、そこのところはブレずに。ファンの皆さんの『残ってくれ』というメッセージだったり、そういうのも自分のなかで裏切れないところもあった」と告白。

 今季は正捕手として130試合に出場も、ヤクルトとV争いを演じた終盤は、同僚の坂本誠志郎(28)に譲る場面もあった。「個人的には終盤で出場機会が減ったんですが、そこまで戦えた自分のね、ここまでやれると良い意味で感じたし、悔しさもそれ以上に。戦え抜けなかった悔しさは、それ以上にあるんですけど、それは今後の糧として跳ね返していくいくのが自分の立ち位置」と、気持ちは早くも来季へと向いていた。