阪神・近本光司外野手(27)が3日、生まれ故郷の兵庫・淡路島で行われた教育講演会に講師役として登壇。地元の小中学生を相手に、自身の生い立ちや人生観などを熱く語った。

 淡路の地に深い愛着を持つ近本は、同市のスポーツ親善大使としても積極的に活動中。「僕が淡路に帰ってきてこれだけ歓迎されるっていう時点でまだダメだと思っている。今後ともこういう機会を増やして『また近本来たわ…』と周りから言われるぐらいにならないと」と継続的な〝地域貢献〟を誓った。

 入団3年目。故郷・淡路の人々にとっても馴染みの深い阪神という球団に「入団できてよかったと思っている」と近本は語る。「使命感というか、淡路の子供たち、淡路の人たちのために頑張りたいという気持ち」が自身の大きなモチベーションになっている。

 同日にFA権を行使せず阪神残留を決めた梅野について「本当に残ってくれたよかった」と笑顔を見せた虎のスピードスター。「僕もそういう状況になったらどういう判断をするか分かりませんが、自分としては淡路島により近い場所にいたい」と〝地元愛〟を強調した。