急転直下だ。DeNAは14日、国吉佑樹投手(29)とロッテの有吉優樹投手(30)の交換トレードが成立したと発表した。

 先発投手の補強が急務のDeNAと救援投手の強化を求めるロッテが水面下で協議し、両球団の思惑が合致した。国吉は秀岳館高から2009年に育成選手ドラフト1位でDeNAに入団。2011年7月末に支配下登録され、最速161キロの速球を武器とし主にリリーフで活躍。通算成績は、238試合(446イニング)を投げ、21勝30敗、3セーブ、34ホールド、防御率3・87。今季は救援で18試合に登板し、1勝1敗、防御率5・16。

 球団を通じて国吉は「この度、千葉ロッテマリーンズに移籍することになりました。育成で入団して様々な経験をさせていただき感謝の気持ちです。突然のことで正直寂しい気持ちと、まだ実感が湧いてこないです。リーグは違いますが、野球をすることに関しては変わらないので、移籍してもしっかり自分らしいパフォーマンスを発揮できるように頑張ります。同じ関東のチームなので、試合を見に来ていただけると嬉しいです。約12年間お世話になりました」とコメントした。

 一方、新たに加わる有吉は東金高から東京情報大、九州三菱自動車を経て16年のドラフト5位でロッテに入団。通算成績は87試合登板(177イニング2/3)で、9勝13敗、1セーブ、18ホールド、防御率3・95で今季の一軍登板はなし。

 ツイッターでも即座に「国吉トレード」がトレンド上位にランクインされ「国吉トレード!?︎びっくりでショックだな~早い回で先発が降りてしまった時は国吉頼みだったのに」「国吉トレード? 急すぎてついていけない」などと多数のツイートが飛び交い、DeNAのファンにとっては衝撃の一報となっているようだ。