ロッテ・井口監督と松中臨時コーチのタッグに鷹が驚き「決して交わることのない2人が…」

2021年01月22日 06時15分

ロッテ・井口監督(左)と松中氏

 リーグ連覇、5年連続日本一を目指すソフトバンクが井口ロッテの〝本気度〟と〝徹底ぶり〟に驚きを隠せないでいる。

 鷹OBで平成唯一の3冠王・松中信彦氏(47)が、今春キャンプの臨時コーチに就任することになったからだ。チーム関係者は「それだけ井口監督が打撃技術を高く評価していて、安田ら左の若手を育てたいということだろうが、正直あの2人が…というのは驚いた」と目を丸くしている。

 2人は1997年に井口監督がドラフト1位、松中氏が同2位でダイエー(当時)に入団した同期。強い個性を持つ一流同士とあって、強烈なライバル関係にあった。お互いを野球人としてリスペクトはしていたが「決して交わることのない2人」とみられていた。

 それが井口監督の要請によりタッグ結成となったのだから、逆襲への強い意志が感じられる。ある鷹関係者は「あくまでも臨時コーチという形だとしても(松中氏は)解説などでもすごく理論的だし、分かりやすい。ロッテには間違いなくプラスになるんじゃないか」とみている。

 ソフトバンクはロッテに2年連続負け越し中。首脳陣には鷹出身者がズラリと揃っており、今オフもかつてホークスOBでヘッドコーチなどを歴任した森脇コーチが入閣した。今年も打倒ホークスを掲げてくるのは間違いない。何よりも怖いのは、松中氏が2015年の退団セレモニーの際に「もしも違うチームで戦うのであれば倒しにいきます!」と宣言していたこと。今回は指導者の立場ながら、古巣への恩返しに意欲的なのは容易に想像できる。

 2人の恩師、王球団会長も「ロッテには去年もウチは苦しめられたからね。今年はそこに松中が入って、より充実してくるだろう」と話す。昨年はCSで地力の差を見せつけて4年連続日本一を達成したが、ロッテは最大の難敵だった。今季はさらに不気味な存在となるかもしれない。