高級自転車を盗んだとして、警視庁蒲田署は10日までに品川区の無職、和田睦容疑者(21)を窃盗容疑で再逮捕した。6月4日午後0時36分、渋谷区神南の駐輪場で、男性(34)が止めていた伊メーカー「ピナレロ」製のロードバイク「FP3」(時価30万円)を盗んだ疑い。「遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認めているという。
和田容疑者は家出をして路上生活をしていたが、金を稼ぐ方法をネットで調べたところ「ロードバイクはリサイクル店で換金できる」ことを知った。5~6月だけで、都内の駐輪場から約40台を盗んだと供述しているという。18台(時価計250万円)については、実際に売却していた事実が裏付けられた。
犯行がバレないように自転車は1台ずつ、違うリサイクル店に持ち込んでいた。細いワイヤの鍵をつけた自転車を見つけると、ニッパーで切るという地味な手口で盗難を重ねていたが「3時間もかけて切断していた」(蒲田署幹部)そうだ。その間によくバレなかったものだ。
今回の事件が明るみに出たのは、別の事件がキッカケだった。和田容疑者は6月23日午後10時、大田区西蒲田の路上でひったくりに挑戦して失敗。盗んだロードバイクに乗って、60代女性の背後から忍び寄り、左手に提げたバッグを奪い取ろうとしたのだが、女性は気づいて踏ん張った。和田容疑者はバランスを崩して転倒。自転車を残して逃走したが、防犯カメラの映像からアシがついた。
ひったくりの件で8月9日に窃盗未遂で逮捕された後、自転車連続窃盗の容疑が浮上。取り調べで犯行を認めたわけだ。
「自転車を盗んだやつが、自転車でコケて捕まったんだからバチが当たったんですな」(同幹部)
盗んだFP3のカラーは赤と黒。「鍵が細くて、派手な色のロードバイクを狙った」という。思い当たるロード・マニアは、今後も注意するに越したことはない。
高級自転車泥棒がバレた意外な理由
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