ヘンリー王子の妻メーガン妃(45)の父トーマス・マークル・シニア容疑者(82)が児童性的虐待画像の所持容疑で米連邦捜査局(FBI)に逮捕、訴追された。さらに、メーガン妃の母親で、トーマス容疑者の元妻ドリア・ラグランドさん(70)が捜査に協力し、画像に写っている男がトーマス容疑者だと特定する手助けをしていたことが明らかになった。英紙サンが7日、報じた。
トーマス容疑者は6日、米フロリダ州レークランドの介護施設でFBI捜査官らに逮捕された。手錠をかけられ、車いすに乗せられて救急車でタンパの連邦裁判所に移送。児童性的虐待画像の所持容疑1件で訴追され、同日、裁判所に出廷した。その後、電子監視装置の装着と自宅軟禁などを条件に保釈された。
FBIは、トーマス容疑者が2008年から借りていたカリフォルニア州ロサンゼルス近郊の貸倉庫2か所を捜索。児童性的虐待画像が含まれている疑いのあるスライド写真やフィルムのネガ、書籍など約78点を押収した。中には幼い裸の少女と成人男性が一緒に写った写真が2枚あり、男性はトーマス容疑者とみられている。
サン紙によると、元ソーシャルワーカーのドリアさんは捜査当局への協力を申し出て、画像の一部を黒塗りにしたものを確認。写っていた男性が元夫だと特定するための情報を提供したという。
捜査当局は、写真が撮影された当時、トーマス容疑者は30~40代だったとみており、疑惑はメーガン妃が生まれる以前の約40~50年前にまでさかのぼる可能性がある。また、メーガン妃自身もFBIなどの捜査に協力する意向を持っているという。
カリフォルニア州のビル・エセイリ連邦検事第一補佐官は「衝撃的なのは、本人が子供たちと一緒に画像に写っていることだ。単に所持していただけでなく、製造にも関与していたように見える」と指摘。今後、画像の製造や輸送に関する罪状が追加される可能性を示唆した。
弁護士のスペンサー・クービン氏によると、画像所持で最高20年、製造で最高30年、輸送で最高20年の禁錮刑が科される可能性があり、合計すると最長70年に達するという。ただし、現時点で訴追されている所持罪の法定最高刑は20年だ。
一方、父親の疑惑をFBIに通報した息子トーマス・マークル・ジュニア氏(60)は、サン紙の取材に「父親が手錠をかけられた姿を見て安堵した」と語った。
「もう二度とあの男を父親とは呼ばない。最悪の種類の怪物だ。名字を変えることさえ考えている。60年間も二重生活を送り、すべてを隠していたなんて、どんなサイコパスなのか」
トーマス容疑者はこれまで疑惑を否定し、息子の告発を「病的なうそ」と非難していた。
保釈後のトーマス容疑者は、それまで暮らしていた認知症患者向け介護施設には戻らず、近隣の生活支援付き高齢者住宅に滞在しているとみられる。今後、カリフォルニア州で予備審問が開かれる予定だ。












