吉本興業との契約が終了したお笑いコンビ「ナイチンゲールダンス」ヤス(33)の〝錬金術〟の一端が関係者への取材で浮かび上がってきた。有料会員制SNSを駆使した〝無断ライブ〟で、一夜で20万円超を売り上げたようだ。

 ヤスは1日、X(旧ツイッター)で「個人でお笑いライブを主催したこと」を理由に吉本とのマネジメント契約が終了したと報告した。吉本も同日、声明で契約終了は10月31日付だったと発表。相方の中野なかるてぃん(32)は吉本に残り、コンビとしての活動は継続する。

 複数の関係者によると、ヤスは5月31日夜、東京・新宿区で主催したお笑いライブについて吉本にきちんと報告しておらず、同社が問題視したという。

 吉本は2019年の闇営業騒動後、芸人の管理をさらに厳格化するようになった。ヤスの〝無断ライブ〟で万が一、トラブルが起きた場合、吉本の管理責任を問われかねず、看過できなかったとみられる。

 ヤスは契約終了後の11月3日に配信されたコンビのYouTubeチャンネルに出演。お笑いライブについて6月6日に吉本に聴取され、〝全面謝罪〟したことが明かされた。中野は10月下旬にヤスの契約終了を告げられたという。お笑い関係者の話。

「ヤスさんは吉本にきちんと話を通さず稼いでいたようです。月1000円の有料会員制SNSを運用し、毎月200人超のファンを会員として集め、それだけで月20万円超の売り上げを記録しました」

 このSNSで5月31日のお笑いライブをひっそりと告知していた。

「ヤスさんは新宿区内の格安ホールでお笑いライブを2部公演で開催しました。収容人員は30人ほどで小さなハコ。チケット価格は4000円で2部ともほぼ満員だったとみられ、一夜にして24万円ほどの売り上げになったとされます。経費としては会場を4時間借りた場合、使用料は1万6000円ほどで済み、その他経費、雑費を差し引いても粗利は良かったと思われます」(前出関係者)

 カネに目がくらんでしまったか…。中野とのコンビ活動以外は個人での活動を強いられ、お笑い芸人の自力が問われることになる。