熊本競輪の令和8年熊本地震復興事業GⅢ「開設76周年記念 火の国杯争奪戦」は25日の最終日、12Rで決勝戦が行われ、単騎の山口拳矢(30=岐阜)がまくった嘉永泰斗の内を潜り抜けて快勝。9月岐阜以来、通算6回目のGⅢ制覇を達成した。
かつて〝単騎の鬼″と恐れられた男が久しぶりに大舞台で真価を発揮した。松本秀之慎―嘉永の3番手をキープすると、番手から飛び出した嘉永がヨコに振ったわずかな隙を逃さずにインコースを強襲。「前の方にいられたし、いい並びになった。最後は1着の確信はあった。最終日に自力を出せたし気持ち良く終われた」と会心の運びを振り返った。
地元・嘉永の悲願を打ち砕くVゴールとなったが、山口にも譲れない目標がある。それは年末のKEIRINグランプリ出場だ。岐阜に続く優勝で賞金ランキングを大きく押し上げ、逆転での出場に望みをつないだ。
「防府記念(10月31日開幕)の追加が入ったし、賞金争いに参加できてよかった」と大一番に備える。「慢心することなく、疲労を取って防府に挑みます!」と負けられない戦いはまだまだ続く。












