米テレビドラマ「大草原の小さな家」(1974~83年)のローラ役で知られる女優メリッサ・ギルバート(62)が、夫で俳優のティモシー・バスフィールド(69)に対する児童性的虐待事件の起訴が棄却された後、意味深なセリフをSNSに投稿した。米芸能ニュースサイト「ページ・シックス」が17日、報じた。

 ギルバートは16日、インスタグラムに次の言葉を投稿した。

「疲れ果てた世界では、善行がひときわ輝く」

 これは、1971年公開の映画「夢のチョコレート工場」で、ジーン・ワイルダーが演じたウィリー・ウォンカのセリフだ。

 投稿は、ニューメキシコ州の裁判所が、テレビドラマ「ザ・クリーニング・レディ」の撮影現場で双子の男児の体に不適切に触れたとして起訴されていたバスフィールドに対する起訴を棄却した後に行われた。

 このセリフは、映画の中で少年チャーリー・バケットが、ウォンカを裏切ることなく、手にしていた「永遠に溶けないキャンディー」を返す場面で使われている。

 もともとは、ウィリアム・シェークスピアの戯曲「ヴェニスの商人」に登場する言葉を翻案したものだ。同作では、登場人物ポーシャが自宅にともるろうそくの明かりを見て、「悪しき世の中では、善行がひときわ輝く」と語る。困難な世の中において、善い行いがいかに際立つかを表現したセリフだ。

 ニューメキシコ州のジョセフ・モンターノ地方裁判所判事は、検察側の不適切な行為や大陪審の手続き上の問題を理由に、バスフィールドに対する起訴を棄却した。

 バスフィールドの弁護士アマンダ・フェイアーバーグ氏は16日、裁判官の決定を受け、依頼人は「安堵し、感謝している」と述べた。一方、検察側は改めて起訴を求めるかどうか、まだ判断していない。

 今回の事件は、バスフィールドが2022年から2024年にかけて、ニューメキシコ州アルバカーキでテレビドラマ「ザ・クリーニング・レディ」の監督を務めていた際の出来事に端を発している。

 同ドラマに出演していた双子の男児の両親は、子供たちが番組から降板させられた後、バスフィールドが息子たちの体に不適切に触れたと訴えた。

 今年1月に提出された刑事告訴状によると、双子のうち1人は捜査当局に対し、7歳と8歳の時に、バスフィールドからそれぞれ1回ずつ、服の上から陰部を触られたと説明した。もう1人の兄弟も、バスフィールドに体を触られたと説明したが、具体的に体のどの部分を触られたかは明らかにしなかったという。

 バスフィールドは警察に自ら出頭し、その後、裁判を待つ間は釈放されていた。これまで一貫して疑惑を否定している。