ホワイトハウス報道官に就任してわずか5日で解任されたケイティ・ザカリア氏が、その数時間後、トランプ大統領を絶賛する言葉をSNSに投稿した。米紙ニューヨーク・ポストが17日、報じた。

 ザカリア氏はXに「トランプ大統領は親切で、素晴らしく、寛大で、思いやりがあり、情熱的で、勤勉な人物です。もっと多くの米国人が彼の素晴らしさを理解してくれればと思います。彼ほど米国を偉大にした人物はおらず、これからも彼と同じように米国を偉大にできる人はいないでしょう。彼の下で働けたことは光栄でした」と投稿した。

 投稿には、ホワイトハウスの大統領執務室で、歴代大統領が使用してきた「レゾリュート・デスク」に座るトランプ氏の隣に立ち、笑顔を見せるザカリア氏の画像が添えられていた。机の上には地図が置かれていたが、その詳細はぼかされていた。

 9日に報道官への起用が発表されたザカリア氏は、12日に就任。しかし、FOXニュースでの2度のインタビューを経て、16日に解任された。

 15日には、FOXニュースのショーン・ハニティ氏の番組に出演。ハニティ氏は、ザカリア氏が行った最初で最後のホワイトハウス記者会見について「広く酷評されている」と指摘した。さらに、ザカリア氏がロースクールを卒業したものの、カリフォルニア州の司法試験に合格していないにもかかわらず、自らを「弁護士」と名乗っていることにも疑問を呈した。

 16日朝には、FOXニュースの情報番組「FOX&フレンズ」に出演したが、民主党のイルハン・オマル下院議員(ミネソタ州選出)の自宅に対する捜索について、政権の公式見解をうまく説明できなかった。また、次回のホワイトハウス記者会見をいつ開催するのかについても、明確に答えられなかった。

 その数時間後、トランプ氏はザカリア氏に対し、報道官を続けるべきか再考するよう公の場で促した。ホワイトハウスを出発し、支持者集会に向かう前、記者団に「私は何年も前からテレビで彼女を見てきた。しかし、彼女にはこう言ったんだ。『ケイティ、本当にこの仕事は君に向いているのか? 正直なところ、君にはこんな仕事をする必要はないんだ』とね」と語った。

 ただし、ザカリア氏がトランプ政権から完全に去るわけではない。事情に詳しい関係者によると、新たな役職に異動する予定だという。

 後任候補の一人として名前が挙がっているのが、CNNのコメンテーター、スコット・ジェニングス氏だ。同氏はホワイトハウスのスージー・ワイルズ首席補佐官と親しい関係にある。