F1ハースが来季の正ドライバーとして、フェラーリ育成のラファエル・カマラと複数年契約を結んだことを発表したが、その発表方法が大きな波紋を呼んでいる。

 ほとんどのチームが来季の陣容を決めていく中でハースは発表が遅れていたが、ついに15日、有望株のカマラの加入が明らかにされた。

 チームのファンにとっては朗報となるはずだが、発表直前の〝におわせ〟が物議を醸している。ハースは公式Xで15日にまず、チームカラーの赤い受話器の画像とともに「着信あり…」と意味深な投稿。その約15時間後、今度は人物こそ不明ながら誰かが通話して受話器が揺れ動く様子の動画とともに「絶対に聞き逃したくない電話」と投稿する。さらにその約2時間後に、誰かが受話器を握る画像とともに「電話に出る」と投稿。その約2時間半後にようやく「電話が応答された。ようこそ、ラファエル・カマラ選手!」とカマラが受話器を取って応答する姿の動画とともに正式契約が発表された。

 ハース側としては契約の瞬間の裏側を再現したような一連の投稿だが、これが大論争となっている。ハースのドライバー選考にあたっては欧米メディアの間で、今季レッドブルでリザーブを務める角田裕毅が候補になっていると最近まで取りざたされていた。その角田は、緊急出場となった8月末のオランダ・グランプリ(GP)で自身の去就問題について触れた際に「僕を獲得するべきだよ! 僕に電話して!」と他チームに向けて猛アピールして話題を呼んだ。こうした背景から、ハースの〝電話演出〟が始まった際に角田の加入と結びつけるファンが続出したのだ。

 しかし結局、正ドライバーの座は角田ではなくカマラに決定。この経緯にSNS上ではファンから批判が殺到。「角田君が電話してって言ってたやつをまんまと煽り返された感じ。やり口が再生数稼ぐ為なら何でもする炎上系インフルエンサーみたいでシンプルに嫌い」「日本どころか世界中の角田ファンを小馬鹿にしてるよ。おそらく今回の余計な演出は角田ファンじゃなくても不快に思う人多いんじゃね」「何で?世界中の角田ファンが…ハース小松さん!アンチ増えるぞ…」「なんでハースはわざわざ角田ファンに期待させる演出をしたんでしょうか…? あまりにも悪趣味で不愉快です」などと演出としては不適切だとする意見が続出している。

 さらに「特別つのっちファンではないですが、今回の新ドライバー発表の演出でハース嫌いになりました」「ハースのこの演出めっちゃ嫌 何? 日本人に期待させるようなやり方…小松さん好きだったのにな 残念だ」「ハースのこの演出嫌いー! もうハース応援しない」とハースに対する批判も高まっている。

 角田にとってはハースがF1復帰へ向けて〝最後の希望〟だっただけに、異例の演出方法が思わぬ反感を買ってしまっているようだ。