第103回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(17日、東京・立川市)に、名門の東洋大が21年ぶりに出場する。

 東洋大は今年1月の本大会で14位に沈み、シード権を逃した。2019年本大会まで11年連続で3位以内に入り、近年は苦戦を強いられながらも、20年連続で本大会のシード権を獲得。鉄紺のプライドを箱根路で示してきたが、27年本大会の出場へ向けて予選会に回ることになった。

 まさかの結果に終わり、新チームは「原点回帰」をテーマに掲げてリスタート。5月の全日本大学駅伝関東地区選考会では2大会ぶりに本大会の切符を獲得した。明るい兆しが見えた一方で、松井海斗(3年)は「もう一度箱根駅伝で復活できるような強いチームをつくり上げていきたい」。敗戦を機にチームの雰囲気は変化しており、陣内紫音(3年)は「今までの練習はもちろんやるが、プラスアルファの各自の練習も力を入れていこうとなった」と明かすなど、各選手が高い意識で競技と向き合っている。

 予選会は陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までのハーフマラソン(21・0975キロ)コースで行われ、本大会に出場できるのは上位10チーム。東洋大4年時に花の2区で史上初の1時間5分台を記録した相沢晃(旭化成)は「苦しい時期だと思うけど、駒沢大や中央大さんもそういう時期を乗り越えて、トップで争っていると思うので、東洋大も明日の予選会をきっかけに、また優勝争いに加われるように頑張ってほしい」とエールを送った。

 出場校の登録選手の1万メートル資格記録から算出した平均タイムで、東洋大は29分5秒94の全体6位につけている。ただ、当日のレースコンディションで数々の波乱が起きてきたのが予選会という舞台だ。25年連続85回目の本大会出場へ、その1秒を削り出す。