ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は29日(日本時間30日)にオンラインで取材に応じ、ワールドシリーズ(WS)3連覇のカギを握る大谷翔平投手(32)に言及した。

 大谷は右上腕二頭筋炎症で負傷者リスト(IL)入りし、復帰後は5試合で21打数5安打、1四球、8三振と低迷。18試合、86打席ノーアーチの自己ワーストでレギュラーシーズンを終えている。大谷のバットが命運を握るといっても大げさではないだろう。

 大谷への期待を問われるとこう期待を寄せた。

「過去2か月間の翔平の中でベストな姿が見られると確信しているよ。ケガのことを思えば過去2か月はハードルが低かったかもしれないが、ここ最近の中では間違いなく一番健康な状態だと思うし、トレーナー陣からの報告でも日々良くなっている。だから、打線にいるだけで脅威になるのは一番だが、実際のパフォーマンス面でも良い結果を出してくれると思っているよ」

 それでも健康状態が懸念されるが「彼は不完全なコンディション(怪我や痛みを抱えた状態)でありながら、自分にできる最善の管理をして乗り切ってきた。そして今は、これまで以上に健康で体調が良いと感じられているはずだ」と自信を持っている。

 3日(同4日)に開幕する地区シリーズまでの練習について問われると「今週は彼に何度か(実戦形式の)打席に入ってほしいと思っている。ライブBPで5~7打席くらいだね。自分のメニュー(ルーティン練習やデータ分析など)もこなすだろうけれど、僕としては何人かのピッチャーと対戦させたいと考えている」と明かした。実戦勘を取り戻させたい考えだ。

 また、ブランドン・ゴームズGMもオンラインで取材に対応。大谷の状態について「身体的にはすべて順調だよ。戦線復帰してからのスイング全体を見ても良い状態にあったと思う。この5日間のバイ・ウィークを使って引き続き打ち込みを重ね、良い感覚でこのシリーズ(ポストシーズン)に入るのがすごく重要だけど、彼自身とても良い状態にあると感じている」と説明した。

 先日、アンドリュー・フリードマン編成本部長が指摘したコミニュケーションについては問題なしを強調した。

「僕たちは常に彼とオープンな話し合いをしている。そして今は全員にとって『いざ出陣(ゴータイム)』の時だ。選手たちは戦う準備ができているし、彼も例外ではない。彼がグラウンドに出て持てる力を全て出し切ってくれること、僕たちが彼に求められるのはそれだけ。だからコミュニケーションは上手くいっていると思うし、もし何か変化があれば、彼がちゃんと伝えてくれると信頼している」

 ドジャースファンからも厳しい声が上がり始めている大谷。ブレーブス対フィリーズの勝者と対戦する3日からの地区シリーズで結果を出すしかない。