〝幸運の使者〟が、今度はユニコーンと10月の舞台で共闘するのか。米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」電子版「ON SI」は28日(日本時間29日)、ドジャース若手有望株のホスウェイ・デパウラ外野手(21)をクローズアップ。球団の育成部門を率いるウィル・ライムズ副社長が、その急成長の舞台裏を明かした。

 デパウラは大谷翔平投手(32)が負傷者リスト(IL)入りした11日(同12日)に2Aから飛び級で昇格。11試合で打率3割2分3厘、出塁率5割、長打率5割8分1厘、OPS1・081と鮮烈な数字を残した。大谷が23日(同24日)に復帰すると3Aオクラホマシティーへ降格したが、そこでもパシフィック・コースト・リーグ(PCL)制覇に貢献。26日(同27日)の3A全米選手権では、延長10回のタイブレーク走者として勝ち越しのホームを踏んだ。

 現地で見守ったライムズ副社長は「ここ数週間はトップチームでシャンパンを開け、今度はここで祝っている」と笑い「我々は本当に誇りに思っている。育成部門全体が彼のために尽力してきたので、成功を見るのはうれしい」と称賛。打撃についても「打席でとても落ち着いていて、自信がある。ドミニカのアカデミー時代から、誰よりも早くボールが見えると言ってきた。生まれ持ったものだ」と太鼓判を押した。

 10月3日(同4日)開幕の地区シリーズの26人枠は未確定ながら、MLB公式でも左の代打要員として有力候補に挙がる。再昇格なら、レギュラーシーズン終盤に吹かせた〝新風〟を短期決戦へ持ち込む存在になり得る。

 大谷の穴を埋めた21歳が、今度は大谷と初めて同じPSロースターに入り、世界一3連覇への風を起こす――。そんな筋書きが現実味を帯びてきた。