愛知・名古屋アジア大会の卓球女子シングルス準決勝(27日、スカイホール豊田)、女子シングルスで世界ランキング6位の早田ひな(日本生命)は同2位孫穎莎(中国)に1―4で敗れ銅メダルとなった。

 1―0で迎えた第2ゲーム(G)は、5―0で大量リードを見せるが、7―11で逆転を許す。続く第3Gでは接戦ながら最後は11―9でこのゲームを制すと、ガッツポーズで拳を突き上げた。ところが、残りの2ゲームは9―11、5―11と挽回することはできなかった。

 この日も多くの中国選手のファンが来場。完全アウェーのような試合だったが、会場の雰囲気は「孫穎莎選手と2人の世界に入っていたような感じ。ここまで入り込めることはなかった」と試合中は試合に集中して臨めていた。

 孫とは、すでに銀メダルとなった今大会の女子団体でも直接対決もしていた。「孫選手と試合をするときは、いつもプレッシャーや、ボールの質を1球ずつ変えてくる選手。そこに自分が合わせられず、凡ミスが多くなって、気づいたら自分が勝手に失点しているみたいな展開になってしまうが、そこが今日はあまりなかった」と冷静に対処できていた。

 ただ、最後は勝利を譲ったことには「1―4で負けてしまう、最終的には上回られてしまった。実力の差をより感じる試合になった」と中国の実力者との差も痛感した。

 絶対王者中国の壁も感じた早田だが、すがすがしい表情で「駆け引きだったり、相手がどこを待っているか、どこで勝負するかといったのは今までとは違う。やっとちゃんと試合になった。試合の駆け引きの部分で差が出てしまった勝負だったので、そこまでうまくできたのは自分の成長を実感できた」と自身の進化を感じる機会となった。