愛知・名古屋アジア大会の女子1500メートル決勝(26日、パロマ瑞穂スタジアム)、田中希実(豊田自動織機)は最後に競り負け、4分6秒14で銅メダルとなった。
田中は積極的な走りを見せ、500メートル過ぎに先頭に出る。残り1周の鐘を先頭で聞くと、最後の200メートル手前で先頭を譲り、最後の直線で3位に転落。それでも、最後までメダルを死守した。
し烈な最後の優勝争いに屈した田中は「自分が大事にしたいラストのところは、考えれば考えるほどワクワクする部分と、でも勝つイメージはあっても、そのイメージを体現するところが本当に肝になってくる。今日はそこができるかどうかが大きかったが、形にできなかった」と肩を落とした。
ラストスパートのやり方を模索中の田中だが、実戦する場は、アジア大会が絶好の場だという。「国内だと、やっぱり自分の中で、イマイチだなというスパートでも、ある程度の順位は取れてしまう。海外だと、やっぱりその位置に自分がいないと言うか、相手のラストスパートに合わせることしかできない立ち位置なので」と自身の立ち位置を分析した。
貴重な経験の舞台で、この日も「自分で仕掛けながら、どういう風に走るかを考えるのは、高校生以来の久しぶりの感覚。それを味わえている時間自体が、幸せなことだなと感じた」と充実した表情を浮かべた。
残すは28日の5000メートルのみ。「メダル争いで、最後はちゃんと勝ち切るところを。今日の反省も生かしながら、気持ちで負けないようにしたい」と意気込んだ。
なお、同じく決勝に進出した道下美槻(積水化学)も4分21秒24で8位入賞を果たした。












