愛知・名古屋アジア大会組織委員会の村手聡事務総長が26日、名古屋市内で取材に応じ、大会運営の契約について言及した。

 今大会は2021年東京五輪・パラリンピック時に代理店絡みの汚職が起きた影響で、国内大手は受注を獲得できなかった。愛知県、名古屋市が中心となって組織委員会を結成し、フランス・リヨンに本社を置く「GL events」が会場のデザイン、インフラの設営、入場管理、アクレディテーション、表彰式対応など、多岐にわたって一括で担っている。

 村手事務総長は「まず各国際大会での経験をお持ちで、パリ五輪でも運営をなさっていた。われわれからすると54会場という非常に多い会場数なので、それぞれやると非常に調整も大変なので、やはり一括でやった方が効率的だという考え方から、一括してというような形になった」と経緯を明かした。

 その一方で運営面の不手際などが複数問題となっている。「さまざまな会場において、もちろんトラブルなしとは申し上げられない状況だが、しっかり大会を運営すること、そして選手に支障が生じさせないことが一番」と強調した上で、詳細については「私たちの契約上の秘密保持契約があるので、詳細な状況をお話しするわけにいかないという状況はご理解いただきたい」と明言を避けた。

 さらに当初の契約(630億円)を上回る金額を支払う可能性については「全体的にやっていただける範囲を決めながら、そして、アディショナルなものに変更していくことについては、他の契約でもあることなので、それはその都度対応はしていただくというような状況にしているので、特別なことをしているわけではない」と語るにとどめた。