不安的中だ。大相撲秋場所8日目(20日、東京・両国国技館)、綱取りに挑む大関霧島(30=音羽山)が幕内美ノ海(33=木瀬)に押し倒されて痛恨の3敗目。取組後は取材対応せず、国技館を後にした。
今場所の綱取りには優勝のみならず、好成績と好内容が求められていた。だが、残りを全勝して優勝しても12勝どまりで場所後の横綱昇進は絶望的。浅香山審判部長(元大関魁皇)は「厳しく見られても仕方がない。(好成績で優勝の条件は)場所前から言っている通り、絶対的に変わらない。簡単にはいかない」との見方を示した。
最大の懸念が現実となった。かねて先代師匠の陸奥親方(元大関霧島)は、霧島が格下に取りこぼす〝悪癖〟を指摘。今場所も平幕を相手に3敗を喫し、課題を克服することができなかった。
陸奥親方は「(格下に)コロッと負けるのは毎回、毎場所同じ。3日目(高安戦)に負けた時も(立ち合いで)半歩下がっている。下がってから出ようとしたところを狙われた。ああいう負け方が多い。立ち合いで押し込んでいれば食わないんだけど」と苦言を呈する。
さらに、霧島が稽古熱心とされていることにも「俺はそんなに稽古しているとは思わない」とピシャリ。「自信がないから勝てないのか、まだ稽古が足りないのか。(突破口は)自分で見つけないといけない」と一層の精進を求めた。
もちろん、厳しい言葉は親心の表れでもある。先代師匠は「上(横綱)にあがってほしい。期待はしているんだけど…」。霧島が番付の頂点に立つ日は訪れるのか。












