株式会社ALEの代表取締役で理学博士の岡島礼奈氏がこのほど、大阪市内で「人工流れ星」に関するインタビューに答えた。
同社は2011年に創業した世界初の「人工流れ星」を創る宇宙スタートアップ企業。15年に人工流れ星技術の事業化を本格的に開始し、19年に人工衛星初号機、2号機を打ち上げ。2年後(28年)に3号機を打ち上げるべく、現在スポンサー探しにまい進している。
人工流れ星は、どうやって作るのだろうか?
岡島氏は「人工衛星に流れ星の素になる粒を搭載し、軌道上から地球に向かって放出します。粒は上空で大気に突入して発光し、流れ星になります。粒の素材を変えることで流れ星の色も変えることができると思っています」とし、ゆくゆくは花火が夜空を彩るように、人工流れ星をみんなが気軽に楽しめる世の中にしたいという。
何とも夢のある話だが、苦労の連続だという。「今までに2度、人工衛星を打ち上げましたが失敗し、20年に広島で予定していたイベントが中止になったり、40人いた社員が数人になったり…」と苦労を明かした。
現在は3号機の打ち上げに向けスポンサー探しにまい進している。「目標金額は2年後までにフェラーリの限定モデル1台分くらいです」とし、さらに「人工流れ星は1発レクサス1台分くらいになる見通しです」と説明、車に例えてくれると庶民でも手が届きそうな気がしてくる。
近年、国際的な宇宙開発競争が激化していることから内閣府は「宇宙戦略基金」として1兆円を超える予算を計上、宇宙関連の事業を行う業界はバブルに沸いているというが…。「人工流れ星はエンタメなので、国からの補助金をいただけないのです」と肩を落とした。
ブルガリアでは人工衛星を工場で作っているという。株式会社関西マツダ・法人営業部の社員は「三菱さんはロボット生産を目指していて、ホンダさんやトヨタさんはロケット産業に進出されている。マツダ発祥の地(広島)では船を作っていたけど、今は自動車を作っていて、将来的には人工衛星を作っているかも。私が他の企業に人工流れ星のスポンサー営業をして、マツダが作った流れ星の素を宇宙に運ぶ人工衛星を買ってもらう未来があるかも?」と楽しそうに語った。












