俳優の市村正親が8日、東京・東京建物ぴあシアターで主演ミュージカル「シークレットステージ」(9日から)の公開ゲネプロを行った。

 渡辺えりによる書き下ろしの新作ミュージカル。市村と渡辺の2人は舞台芸術学院の先輩・後輩の間柄で、互いの才能を認め合いながらも、これまで一度も同じ舞台に立つことがなかった。

 渡辺が「市村さんとは舞台芸術学院で先輩なんですけど、1回も共演したことがなくて」と話すように今回が出会ってから52年目にして初共演。今回の作品では脚本演出を手掛け「舞台芸術学院時代の苦労話も入っていて、全部体験したことを全部入れたつもり。だから、時代時代に演劇を見てきた人が、その世代世代で楽しめるように意識して書いた」という。

左から東島京、中川晃教、市村正親、渡辺えり、影山優佳
左から東島京、中川晃教、市村正親、渡辺えり、影山優佳

 この物語の舞台は初日を目前に控えた劇場で、主演不在でトラブル続出の中、残された4人の俳優が20役以上を演じ分けるというものだ。

 渡辺が「市村さんにはいろいろな役に豹変してほしくて、今までにない役に挑戦してほしくて、入れ込みすぎたって感はある」と話していたが、市村も稽古は「大変でした。本当に大変でした」と苦笑い。市村の方から渡辺に「僕が弱っちゃうくらいのもの書いてって言っちゃったものだからね。あの時、言わなきゃよかったなとは思った」と話した。