俳優養成所の草分けとして数々の名優を輩出してきた「無名塾」が8日、公式サイトを更新し、2027年2月末日をもって解散することを発表した。
無名塾は1975年、名優・仲代達矢さんと妻の宮崎恭子さん(1996年死去)によって創設。役所広司、若村麻由美、真木よう子、益岡徹をはじめ、日本の演劇・映像界を支える実力派俳優を数多く生み出してきた。
同サイトでは「ご報告」と題し、仲代さんが昨年11月に肺炎のため亡くなってから10か月が経過した現在の胸中を明かした。
【無名塾 コメント全文】
「いつも応援下さいます皆さま、平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
仲代の他界から、はや十ヶ月。本当に突然の事で、私どももその衝撃と戸惑いを未だ拭えません。
仲代は、常に無名塾ひとりひとりへ『和顔愛語』の気持ちを絶やさず、その行く末を誰より案じて居りました。日に増してその思慮深い考察と愛の深さを一同身に染みて感じて居ります。
本人も色々な葛藤を抱えて居りました中で、私どもが置かれるであろう状況を見越し、遺してくれた言葉の真意に従いまして、仲代達矢・宮崎恭子と共に歩んで参りました無名塾50年の看板を、2027年2月末日を以って下ろすはこびとなりました事を、ここにご報告申し上げます。
生前に立ち上げた企画につきましては、その意志が生きているものとして、無名塾が、しっかりとお届けさせて頂く所存です。仲代達矢が作り上げたものを今後も第一に、大切に、精進して参ります」
創設者の亡き後も意志を受け継ぎ、半世紀にわたり日本の演劇界に貢献してきた伝説的な塾が、その歴史に静かに幕を下ろすことになった。












