怪獣、宇宙人、妖怪、改造人間、ロボットらが、四角いリングで〝何でもアリ〟のバトルを繰り広げる「怪獣プロレス『DISCLOSURE DAY』」が30日、神奈川・横浜市の鶴見爆破アリーナ(鶴見青果市場)で開催された。勝者へのプレゼンターで駆け付けたはずの東スポのマスコットキャラ「しょうりゅう君」が急きょリングに上げられ、ボコボコにされた。東スポ社長は「シェイプアップさせて、次は本気で戦わせる」とリベンジを誓った。

会場となった鶴見爆破アリーナ
会場となった鶴見爆破アリーナ

「怪獣プロレス」は、2023年に旗揚げ。日本が生んだ「怪獣」と「プロレス」を融合させた気鋭のエンターテインメントで、怪獣、モンスター同士の肉弾戦がリング上、至近距離で見られるのが最大の魅力だ。代表の雷神矢口(矢口壹琅)が「近年のプロレスに子供のファンがいないことに危機感を覚えた」として、80年代のプロレスブームを作り上げ〝過激な仕掛け人〟と呼ばれた新間寿さん(昨年4月に死去、享年90)をコミッショナーに招へいし、立ち上げた。

 この日は5試合行われた。第2試合は、団体最強の称号「IKGP」ベルトへの第2ブロック予選のウルトラランブル。勝者は後日、ヒバゴンとの優勝決定戦に臨む。

 勝者には、東京スポーツ新聞社から勝利者賞として「ニンニクマシマシ東スポ餃子」1年分が贈られる一戦だ。試合は、宇宙怪獣キングマンドラ、ザ・マミー、パンダロリアン、UMAカッパ、ウルトラロビンの5体が参加する時間差入場のバトルロイヤル。キングマンドラが勝利した。

勝利したキングマンドラ(左)と平鍋幸治社長(中)
勝利したキングマンドラ(左)と平鍋幸治社長(中)

 東スポ・平鍋幸治社長がリングに上がり、勝利者賞の東スポ餃子1年分の目録を贈呈した。プレゼンターとして、マスコットキャラの「ギョウザちゃん」「しょうりゅう君」もリング下で盛り上げた。ちなみに、この2体は現在、ゆるキャラグランプリ参加中だ。

 すると、キングマンドラのセコンドとしてリング下にいた大怪獣ブルゲーターが、ギョウザちゃんに対して「俺にも東スポ餃子、1年分よこせ」と急襲。怒ったしょうりゅう君がブルゲーターと揉め、サブレフェリーが止めに入るが収まらない。

 すると解説席にいたオカルト研究家の山口敏太郎氏が「リングでやれ」と熱い言葉を放った。

 しょうりゅう君とブルゲーターの両者が「よっしゃ」とリングに上がり、特別試合シングルマッチ「ブルゲーター対しょうりゅう君」が始まった。

プレゼンターとして登場したギョウザちゃん(左)としょうりゅう君だったが…
プレゼンターとして登場したギョウザちゃん(左)としょうりゅう君だったが…

 ところが試合開始と同時に、ブルゲーターのセコンドについたキングマンドラも一緒になってしょうりゅう君をボコボコに。頭部が大きく、バランスを取りにくいしょうりゅう君はなすすべもなく倒れ、スリーカウントを奪われた。

 悔し泣きするしょうりゅう君を見た平鍋氏がとっさにマイクを握り、ブルゲーターに対して「こんなんじゃ、東スポ餃子1年分なんかあげられないぞ! 次だ、次! しょうりゅう君を筋トレさせて、シェイプアップさせる。そのしょうりゅう君と戦って勝ったら、東スポ餃子1年分をやる」と挑戦状をたたきつけた。

 雷神矢口が「ブルゲーターがしょうりゅう君をボコボコにしたよね。でも、プロレスって、やられてもやられても、また立ち向かっていけばいいんじゃないの。ネバーギブアップですよ」と認め、再戦が決定した。

キラーゴロゴ(左)を電流爆破ハンマーで攻撃する雷神矢口
キラーゴロゴ(左)を電流爆破ハンマーで攻撃する雷神矢口

 メインイベントは雷神矢口とキラー・ゴロゴの「サンダーボルト電撃爆破」のシングルマッチ。雷神矢口の盟友のエスパー清田がマントラを唱えて援護射撃し、お互いがサンダーボルト電撃爆破を食らう中、魔王が乱入。魔王が魔界の斧で雷神矢口を襲うと、キラー・ゴロゴが雷神矢口を守るという謎展開に。しかし、雷神矢口は有刺鉄線ロープで〝爆殺〟され、結果はノーコンテストとなった。

 試合後、雷神矢口は「俺は怪獣プロレスで世界に羽ばたきたいと思っている。そして、世界で愛と平和を訴えてやるぞ」とほえた。