人気お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきお(51)が脳梗塞のため、芸能活動を休止した。ただ幸い早期発見だったため、命に別条はないという。そうした状況に周囲からは「これをいい機会として、治療と休養に専念してほしい」という声が出ている。というのも伊達は、2007年に「M-1グランプリ」で優勝して以降、「一度もまともに休んだことがない」というのだ。

 サンドウィッチマンの所属事務所・グレープカンパニーは、28日に公式サイトで伊達の休養を報告。病状について「幸い大事には至らず、現在は入院治療を受けております。そのため、当面の間は治療に専念し、休養させていただくこととなりました」と説明した。

 また、相方の富澤たけしは29日、ニッポン放送「サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー」で、伊達について「元気です」と断言。入院中ではあるが「コンビニ行ったりとか、食べるのが好きな人なんで、看護師さんに献立をもらって、毎日ご飯を楽しみに(している)」と明かした。

 脳梗塞と聞くと一瞬ゾッとしてしまうが、過去には同じお笑い芸人の「なすなかにし」那須晃行や、フリーアナウンサーの大橋未歩など、しゃべることを仕事にしている人も患ったことがあるが、きちんと治療して復帰した例も多い。こうした状況に関係者からは「今のうちにきっちり休養を取ってほしい。なぜなら伊達さんはM-1優勝以来、全く休んでないから」などという声が出ている。

 サンドウィッチマンが「M-1グランプリ」で優勝したのは07年のこと。それまでは無名の存在だったが、この優勝で人生は一変した。翌日から仕事漬けの毎日となり、現在に至るまで超売れっ子タレントであり続けている。

まだスリムだった「M-1グランプリ2007」優勝時のサンドウィッチマン・伊達みきお(左)と富澤たけし
まだスリムだった「M-1グランプリ2007」優勝時のサンドウィッチマン・伊達みきお(左)と富澤たけし

 テレビ局関係者は「M-1優勝の翌日から数年は一日も休みがなかったらしい。優勝するまではほとんど仕事がなかったのに、一転して連日テレビやイベントに出演し続ける日々に変わった。本人たちも仕事がないつらい時期を知っているから、仕事を断るという発想すらない。時間が許す限り仕事を受け続けた」と証言する。

 また、サンドウィッチマンが仕事を断らなかったのは、こんな事情もある。

「グレープカンパニーは今でこそ多くの売れっ子芸人がいるけど、サンドに続く売れっ子がなかなか出なかった。次に永野が〝キモ芸人〟としてブレークしたのは16年のこと。さらにカミナリもこの年の暮れ、M-1の決勝に残ってようやく売れっ子の仲間入りをした。つまりサンドのM-1優勝から9年間、続く芸人がいなかったので、サンドが稼ぐしかなかった」(同)

 今では永野、カミナリ以外にもお見送り芸人しんいち、東京ホテイソン、ティモンディ、ランジャタイ、あぁ~しらきなど、名の知れた芸人が在籍しているが、サンドウィッチマンに続く売れっ子芸人が長く出なかった事務所でもあったのだ。

 それだけに最近は、サンドウィッチマンも1か月に数日は休みを入れるようになったが、伊達は休みの日も家でじっとせず出歩くため、じっくり休養を取ることはなかったという。

「最近は朝からゴルフに行ったり、夜はファンであるプロ野球・楽天の試合を観戦に行ったり。芸人だけでなく俳優やスポーツ選手など、交友関係も広いから夜は会食に行くことが多かったようです」(同)

 休みの日も出歩く伊達を見て、周囲からは「休養を取った方がいい」と思われていたという。以前と違い事務所の後輩も育ってきていて、治療に専念できる状況にある。M-1優勝以来、19年間にわたって突っ走ってきた伊達だけに、ここは治療と休養に専念してほしいところだ。