法務省は21日、公式サイトを更新。ネットフリックスの恋愛リアリティーショー「ラヴ上等」シーズン2との広報タイアップを中止すると発表した。番組出演者の発言に対し、「犯罪や非行を肯定・美化している」といった批判や懸念の声が殺到したことを受け、タイアップの継続は困難と判断した。
「ラヴ上等」はタレントのMEGUMIが企画プロデュースした番組で、日本のヤンキー文化と恋愛リアリティーのかけ合わせが面白いとシーズンは国内のみならず海外でも大ヒット。法務省はシーズン2の配信開始にあわせ今月5日にタイアップポスターを発表した。
ところが、シーズン2の出演者が「人に火を付けた」と過去の行為を明かす場面などが炎上。MEGUMIがインスタグラムのストーリーズで「傷つけるような言葉を投げかけることは、どうかおやめください」と呼びかけ沈静化を図ったが収まらず、法務省にも「税金を使って番組の宣伝をするべきではない」「被害者への配慮に欠ける」などの抗議が押し寄せた。
法務省保護局は更生保護の取り組みについて「犯罪や非行をした人が自らの責任と向き合い、再び犯罪に及ぶことなく社会の一員として生活していくことを支援するもの」と強調した上で、今回のタイアップ意図について「犯罪や非行そのものを肯定したり、過去の行為を美化・軽視する意図はなかった」と説明。しかし、「犯罪被害に遭われた方々からの懸念や批判、また更生保護を支える民間ボランティアらからの心配の声を真摯に受け止めた」とし、「更生保護の意義を広く知ってもらうという当初のタイアップの意図を全うすることが難しい状況となった」と中止を決断した経緯を明かした。
同省は今回の判断について、番組出演者や罪を犯した人の更生支援そのものを否定するものではないとした上で、「今後は被害者の心情等への十分な配慮と再犯防止の双方を大切にし、広報のあり方を不断に検討していく」とし、タイアップポスターの掲出を取りやめるよう指示を出した。












