日本テレビ系大型特番「24時間テレビ」で恒例企画のチャリティーマラソンに〝終了説〟が浮上している。8月の炎天下でのランナーの人選や走る意義を巡り、日テレ側はかねて頭を悩ませていたというのだ。来年で番組は節目となる通算50回。このタイミングで決断を下すか――。

 チャリティーマラソンは1992年の第15回に開始され、お笑いタレントの間寛平がランナーを務めた。その後、さまざまなタレントが走り、視聴者に感動を与えた。

 年を重ねるにつれ、世間で感動の〝押し売り〟などと懐疑的な声が強まり、地球温暖化が進んで炎天下で走る意義を疑問視されるようになった。

 今年の第49回は女優の星野真里がランナーを務めた。2024年に長女が難病の先天性ミオパチーであることを公表。チャリティーランナーを引き受けた理由は子供たちを取り巻く環境をより多くの人が知り、考えてもらうきっかけにしたい――だった。昨年の第48回ではSUPER EIGHTの横山裕が幼少期にシングルマザーに育てられた経験を踏まえ、困難を抱える子供たちを知ってもらいたいとして、24年の第47回ではタレントのやす子が高校の時に児童養護施設で過ごした経験を踏まえ、施設を知ってもらいたいとして、それぞれ走った。

しんどそうな横山裕 淡々と走るやす子
しんどそうな横山裕 淡々と走るやす子

 制作会社関係者は「近年は世間からチャリティーマラソンを批判されることが多くなり、〝走る理由〟〝走る意義〟を問われています。日テレ側は来年のチャリティーランナーの人選ですでに頭を悩ませているといいます」と首をすくめる。

 チャリティーランナーの人選で、タレント側にオファーしても「すんなりとOKが出るわけではない」とも話す。

 走行中に騒動も起きた。今年の星野は迷惑系ユーチューバーに凸られ、24年のやす子は沿道の人から体を触られたとされた。

「チャリティーランナーの人選で苦しみ、視聴率が過去と比べて上がらないとなれば、チャリティーマラソンの継続自体を問う声が日テレ内でもあるのが現状です」(前出関係者)

 今年の第49回の平均視聴率は世帯10・5%、個人6・4%。視聴者はテレビ番組をTVerなどで視聴することが増えて単純比較はできないが、世帯、個人ともに昨年の第48回を下回った。

「来年は番組が節目の50回。これを機にチャリティーマラソンについては終了してもいいのではという声が日テレ内で上がっています」(同)

 もちろん、50回以降の継続も十分あり得る。

「チャリティーランナーの人選で視聴者やネットユーザーを引き付けて視聴率アップを期待できそうなタレントを担ぎ出せれば…です」(同)

 日テレが節目の放送回でどう決断するか、注目が集まりそうだ。