古代ギリシャのホメロスによる叙事詩「オデュッセイア」をクリストファー・ノーラン監督が映画化した同名の超大作が米国で先週末に公開されたばかりだが、今度はイーロン・マスク氏が22日、自身のAIプラットフォーム「グロック・イマジン」を使って今後数か月以内に「オデュッセイア」の「歴史的に正確な」長編映画を製作すると発表した。
マスク氏はXで「ホメロスの芸術性に忠実なものになる」と投稿し、グロック・イマジンが生成した、主人公オデュッセウスとニンフ(精霊)カリュプソーが登場する3分間の動画へのリンクが添えた。
米CNNによると、今回のマスク氏の発表は、あるXユーザーが投稿した提案を受けてのものだった。
その提案とは、俳優で映画監督のメル・ギブソンに1億ドル(約163億円)を提供し、「船から鎧、武器、配役に至るまで徹底的に歴史的正確さを追求し、セリフもすべて原作の詩からそのまま引用して、ホメロス時代のギリシャ語で語られる映画『オデュッセイア』を製作してはどうか」というものだった。
これにマスク氏は「ぜひ、やってみよう」と返信し、AIによる「オデッセイア」の製作発表となった。
マスク氏は今月6日のXへの投稿で、ノーラン監督による「オデッセイア」のキャスティングを激しく批判。「ノーランはホメロスを冒涜し、アカデミー賞を受賞するために必要なポリコレルールにひれ伏した。なんて卑劣な奴だ」とかみついた。
これは、同監督が黒人女優ルピタ・ニョンゴがトロイアのヘレネ(神の王ゼウスとスパルタ王妃レダの間に生まれた絶世の美女)役に起用したことに対する憤りを示唆したものだ。
以前も、あるXユーザーがこの配役をめぐり、ノーラン監督を「人種差別主義者と呼ばれることを恐れた臆病者」と非難した投稿に、マスク氏は「その通りだ」とコメントし、その後も繰り返し同様の見解を示している。












