【東スポ音楽館】元宝塚歌劇団星組の娘役の有沙瞳が6月にシングル「さよならは黄昏に」(作詞・朝倉翔/作曲・大谷明裕)で歌手デビューを果たした。俳優と歌手の二刀流となった今、歌手として大きな目標を掲げた。

 ――念願の歌手デビューということですが

 有沙「もともと祖母の影響で小さいころカラオケ喫茶に通ったり、演歌を習ったりしていたので、歌謡曲に興味はありました。2010年に宝塚音楽学校に合格し、宝塚では歌謡曲とは違う歌の世界でしたが、退団を考え始めたころ、演出の先生が韓国のトロットのナンバーを入れてくださったりして、もう1回、演歌歌謡を歌いたいなとは思っていました」

 ――デビュー曲はどんな歌ですか

 有沙「愛する人を思う女性の繊細な気持ちを歌う失恋ソングです。失恋ソングですけども、ノリのいいリズムなので、前向きになれるし、明るい歌謡曲になっています」

 ――曲をもらった時の印象は

 有沙「この『さよなら――』以外にも候補曲があったのですが、『さよなら――』のデモテープを聞いたときに直感で“これがいい”って思いました。他の曲よりも歌謡曲テイストが強かったというのも印象的でした」

 ――歌う時はティアラを着ける

 有沙「やっぱり宝塚時代があって今があるし、宝塚時代からずっとファンという方もいらっしゃいますので、歌謡曲を歌うからといってリセットする必要もないのかなと考えました。娘役のイメージを残すという意味でも、ティアラをトレードマークにしていこうかなと思っています」

 ――ミュージカルなどの舞台も続けて歌手活動と二刀流

 有沙「舞台って大勢の中の一人なんですけど、歌手はその一人のためにお客さまが集まってくださる。まだ歌手デビューして間もないですが、そうやって時間を割いて足を運んでいただいていることに、すごく感謝しますし、間近でお客さまの笑顔が見られるというのも、すごくやりがいを感じています」

 ――今後、どんな歌手像を描いている

 有沙「こんなこと言うと恐れ多いのですが“女版・氷川きよし”さんみたいになりたいんです。氷川さんは演歌歌謡だけでなく、ポップスやシャンソンなど幅広いジャンルを歌われる。それに氷川さんのステージを見たときも、オーラというか発しているエネルギーがすごかった。私も宝塚でクラシックを歌ってきたし、ミュージカルもやっているので、幅広いジャンルを歌える歌手になりたいなと思っています」