【東スポ音楽館】 演歌歌手・田川寿美が今年、デビュー35周年を迎えた。4月にリリースした記念曲「いのち陽炎」(作詞・石原信一/作曲・岡千秋)は田川の原点とも言える曲だ。

 ――どんな作品ですか

 田川「久しぶりの王道演歌です。恋に揺れる女性の心情を陽炎に照らしているという世界観です。もう恋なんて、と思っていたところに突然、現れた恋にちょっと戸惑うみたいな。等身大の歌だなって感じてます」

 ――こういう世界観は

 田川「わかりますね。私も子供が中学2年生になって親離れしてますし、私はフリーですからね。こういう恋愛もありだなって思います」

 ――CDジャケットはヘアスタイルがショートでオレンジ色と一変した

 田川「35周年ということで、イメチェンしようと、スタッフさんから提案されたので、デビューして2作目のころにヘアメイクを担当していただいたIKKOさんに、久々にお願いしました」

 ――どんなイメージでこの色に

 田川「このヘアスタイルはウイッグで和風なんだけど、黒髪ではなく、今っぽいイメージでこういうカラーになったそうです。CDジャケットの題字はIKKOさんが書いてくださいました。IKKOさんと久々にお仕事をして、デビューのころの作品に対する“熱さ”を思い出しました。提案してくれたスタッフさんには感謝しています」

 ――ファンのヘアスタイルや楽曲の反応は

 田川「やっぱり驚かれますね。楽曲に関しては、ファンの方は『久々に王道演歌に帰ってきてくれてありがとう』という感じで喜んでくれています。最近、歌謡曲路線が続いていたので、『いのち陽炎』のような楽曲は、私の原点と言っていいのかもしれません」

 ――35周年を振り返って

 田川「なかなか結果が出ないときもありましたが、紅白も出させていただき、ヒット曲が出たときに、スタッフのみなさんが喜んでくれた高揚感も感じることができました。そういう意味では幸せだなって思います」

 ――9月29日は東京・浅草公会堂、10月24日には大阪・サンケイホールブリーゼで記念コンサートを行う

 田川「まだ、内容の話は進めていないのですが、私は日本コロムビアの先輩方の歌が大好きだから、昭和歌謡を今風のアレンジに変えて、発信できるようなコーナーをやってみたいなって思っていますし、私の原点は“ここ”だっていうものを見せられたらいいなって思ってます」