取手競輪GⅢ「開設76周年記念 水戸黄門賞」は27日に開幕し、佐々木豪(30=愛媛)が4Rを制して昨年9月玉野以来となる初日1着を飾った。2着は番手の岩津裕介。理想的なワンツー決着に「ラインで二次予選に進めて良かった」と充実感を漂わせた。
前受けから関東2車を突っ張り、やはり2車の北日本勢と南関勢を出させて後ろ中団へ。しっかりと脚をためて、最終2角からまくりを決めた。「蒔田(英彦)さんの番手まくりは予想していなかったけど、その上を行って力で勝てた」。落ち着いたレース運びで余裕すら感じさせた。
自在型への転向を明言していた佐々木だが、前日検査の26日は迷わずに「自力」のコメントを出した。真意を問うと、佐々木は「『自力』とコメントしていても、流れの中で自在な動きをすることもあるから」と説明した。レースは〝生きもの〟であり、常に不測の事態は起こる。最初から臨機応変な対応を考えるのではなく、自力を基本に流れの中で力を発揮するという考えだ。
「いろいろな方からのアドバイスもあったけど、一番響いたのはファンの声です。『最近の佐々木豪は面白くない』と…。お客さんに求められているのは強い佐々木豪であり、格上の選手がいても1着を取る佐々木豪。これまで形にこだわり過ぎていたところがあったので、変に考えないようにしようと思って」
28日の8R二次予選は前回のGⅠ高松宮記念杯(岸和田)の西二次予選で別になった同県の橋本強に「気持ちを入れ替えるみたいなので任せます(笑い)」と前を託された。もちろん佐々木のコメントは「自力」。相手は強くても気持ちをたぎらせて準決切符をつかみ取りに行く。












