みなさん、こんにちは。西山貴浩でございます。今年のSG第1弾となった蒲郡クラシックでは優勝戦2着。ここまで芦屋、若松の周年記念、からつの九州地区選とGIでも優勝戦に乗れていますし、いい感じでこれていると思います。

 でも…。きっとファンの皆さまもすごく気になっていると思いますが、3節前の尼崎GI・73周年で大きなケガをしてしまいました。初日のドリーム戦のレース中に右ヒザがロックされた状態になり、伸びたまま曲がらなくなってしまいました。レースするためにはヒザを曲げなければいけないので強引に曲げたら体の中でバキッというすごい音が…。この時は何の音かは分からなかったけど、これはヤバい…という感覚はありました。

 レース中は痛みを感じなかったので完走はできたのですが、ピットに戻ると右足に全然、力が入らなくて一人でボートから降りることができず、みんなに助けてもらいながらボートを降りて医務室に担ぎ込まれました。

「これで選手生命も終わりなのかな」「ケガをして辞めるってこういうことなのか…」という最悪のことも頭によぎりました。福岡に戻って精密検査を受けた結果「外部半月板損傷」と診断されました。お医者さんからは手術を勧められましたが、出走回数やいろいろなことを考えたら長期の戦線離脱となる手術は避けたかった。何よりもケガをした後、本当にたくさんの方が心配して連絡をくれました。

 ひとまずヒザにたまった水を抜いてレース出場を続けることを選択。ただ。正直、蒲郡クラシックは本当にレースできるのか、という不安もありました。でもオープニングセレモニーやレース中のスタンドから声援を聞いて「走り続けたい」という気持ちが強くなりましたね。以前、池田浩二さんもヒザがロックして帰郷したこともありました。浩二さんからは〝ロック界の新兵〟と呼ばれてます(笑い)。

 その浩二さんと蒲郡クラシック後に知多半島と伊良湖岬の間にある篠島に行って浩二さんと一緒に「王者の椅子」に座ってきました。昨年もこの椅子に座ったら浩二さんが戸田グラチャンで優勝して、ボクが徳山オーシャンカップでSG初制覇を決めることができました。今年も、もう一度…。

 北九州市の黒崎にオープンしたバーも順調です。病気で引退した谷村啓司さんが店長をやってくれて「レーサーよりこっちの方が向いているかも」なんて言ってます。お酒を飲めない20代のお客さんが来て谷村さんとボートレースの話をしたり、いい雰囲気です。こうやって、いろいろな形で楽しんでくれたらうれしいですね。