元マネジャーらに暴力を振るったとして2件の暴行罪に問われているタレント「デヴィ夫人」ことデヴィ・スカルノ被告(86)の初公判が23日に東京地裁で開かれた。デヴィ被告は起訴内容をおおよそ認め、積極的に争う姿勢を見せなかった。
起訴状などによると、被告は2025年2月日、都内の飲食店で秘書だった女性Aさんにおしぼりやシャンパングラスを投げつけたほか、同年10月28日には都内の動物病院で当時マネジャーだった女性Bさんを殴ったり、蹴ったとされている。
2つの暴行容疑はいずれも、デヴィ被告が愛する「犬」が発端だ。Aさんへの暴行については、犬食をめぐる口論から暴行に発展。おしぼりや箸を投げたことは認めたが、シャンパングラスについては否認した。Bさんへの暴行については、愛犬を託していた動物病院で発生。床にふせる愛犬を見て取り乱したところBさんに「羽交い締め」にされ、それを振り払ったと主張。蹴ったことはないとも話した。一部起訴状の内容を否認するような答弁もあったが、弁護人は「記憶があいまいなところがあるが、積極的に否認する趣旨ではありません」とおおよそ認めている。
暴行容疑で起訴され、テレビ出演や広告、公演がキャンセルとなった。損害額は約9000万円に上るという。慈善活動をより効果的に行うため、芸能活動にも力を入れてきたデヴィ被告。暴行をおおよそ認めた今、タレント活動はどうなるか。キー局関係者の話。
「テレビ局としてはできるだけリスクは負いたくない。暴行事件を抱えているとなると、当分このまま起用が見送られることになるでしょう。一方で、タレントとしての実力は申し分なしですし、人気もある。裁判が結審して数年様子を見れば、復帰のオファーが舞い込む可能性もあると思います」
第二審は9月8日。AさんとBさんの意見陳述が行われる予定だ。













