人気アイドルグループ「AKB48」が5日、東京・秋葉原の専用劇場で「秋コンサート・コンセプト発表会」を開催。8月19日に発売される通算68thシングルの表題曲が「好き ish(すきっしゅ)」に決定したと発表。さらに、9月26、27に神奈川・Kアリーナ横浜で開催する秋コンサートの詳細も明かされた。

 この日の発表会では、前作に続きセンターを務める19期生の伊藤百花が、スーツにメガネ姿という知的なスタイリングでプレゼンターとして登壇。8月19日発売の最新曲タイトルを「好き ish」と発表した。「ish」は、英語で「~っぽい」を意味する接尾辞。楽曲のニュアンスとして「好きっぽい」「たぶん好き」といった、揺れ動く繊細な恋心を表現した仕上がりになっているという。

 ステージには4代目総監督の倉野尾成美、17期生の佐藤綺星、18期生の八木愛月も応援に駆けつけ、トークを展開。伊藤の口から、秋コンサートの全貌が明かされた。今年4月に開催された春コンサート終演後のアンケートや握手会場に設置されている目安箱、SNSでファンから寄せられた声を徹底的に分析し、3つの異なるコンセプトを導き出したという。

3つのコンセプトでコンサートを行うAKB48(C)AKB48
3つのコンセプトでコンサートを行うAKB48(C)AKB48

 注目の3公演は、それぞれ全く異なる表情を持つ。第1公演(9月26日昼)は「新曲『好き ish』コンサート」。「選抜が目立つ構成が良かった」という声に応え、最新シングルの選抜メンバー16人を中心に構成。総監督の倉野尾は「選抜らしく〝AKB48の顔〟として恥じないパフォーマンスをお届けします」と気迫をにじませた。

 第2公演(同日夜)は「全員『好き ish』コンサート」。「全メンバーがワンチーム」という声を受け、選抜・非選抜の垣根を越えた全メンバーが主役。一昨年のチーム制休止以降、グループが掲げてきた結束力を体現するステージだ。この2公演では、座席位置に応じた価格設定や、一部楽曲で撮影が可能な「フォトグラファー席」の設置など、時代に合わせた新たな観覧スタイルも導入される。佐藤は「ファンの方が撮ってくださった1枚で人生が変わったりするので、ぜひお力をお借りしたいです!」と熱く呼びかけた。

 最も実験的であり、AKB48の真骨頂ともいえるのが、第3公演(9月27日夜)の「推しが『好き ish』コンサート」だ。ここではメンバーごとの「推し席」が販売され、その応募数によって楽曲の立ち位置や演出内容がリアルに変動する。さらに、各メンバーの推し席エリアはメンバー自身による「ガチくじ引き」で決定するという、前代未聞のファン参加型企画となる。

 伊藤は「推しへの想いが公演を作る! ファンの1票ならぬ1席がメンバーの運命を変えるコンサートです!」と熱弁。過去にくじ引きでソロ歌唱権を勝ち取った強運を持つ八木は、「絶対良い席を引くので、迷っている方は八木愛月推しになってくれたら間違いないです」と宣言した。