薬物使用などドーピングを容認する大会「エンハンスト・ゲームズ」が24日(日本時間25日)に米ネバダ州ラスベガスで開催され、競泳男子50メートル自由形でクリスチャン・ゴロメエフ(ギリシャ)が世界記録を上回った。
ドーピング容認を掲げ世界中で大論争となったエンハンスト・ゲームズがついに開催され、唯一の世界記録〝更新〟は競泳男子50メートルだった。
米放送局「FOX」は「短距離走、水泳、重量挙げの選手約40人が、物議を醸したこの大会に参加した。参加者の大多数は、テストステロン、ヒト成長ホルモン、ペプチド、アナボリックステロイド、その他オリンピックなどの大会で禁止されている物質を組み合わせて摂取していた」とさまざまな薬物が〝注入〟された選手たちが覇を競った。
そこで脚光を浴びたのがゴロメエフだ。まず100メートルで46秒60と世界記録までわずか0秒20と肉薄すると、50メートルでは20秒81で世界記録を破ることに成功した。
ゴロメエフは世界記録を更新した選手に贈られる100万ドル(約1億5900万円)、種目別の優勝者に贈られる25万ドル(約4000万円)の合計約2億円をゲット。一夜にして億万長者となった。
大きな話題となる一方で、医療専門家はこの大会を危惧する。同局は「この大会は、陸上競技の統括団体やドーピング防止機関から、危険でありスポーツ精神に反するものとして非難されている」とした上で、「保健専門家たちは、これらの物質のいくつかは長期的な影響についてほとんど分かっていないため、心臓、肝臓、腎臓の障害など、寿命を縮めたり、命に関わる結果を招く可能性があると警告している」と伝えた。
札束が乱れ飛ぶ一方で、参加選手たちの今後が気がかりだ。












