スペイン1部レアル・マドリードは、歴代最多15度の優勝を誇る欧州チャンピオンズリーグ(CL)の8強で姿を消した。リーグ戦はわずかな可能性を残すものの、今季無冠が濃厚になっていることで、ブラジル代表FWビニシウスとフランス代表FWキリアン・エムバペの共存問題が再びクローズアップされている。

 エムバペが2024年夏に加入したころから指摘されていた問題は、いまだ解決されていない。スペインメディア「エル・デスマルケ」のホアキン・アンドゥロ記者は、コラムの中で「ビニシウスとエムバペは相性が良いのか? これまでの様子を見る限り、答えは明らかにノーだ。イエスと言えるのは、彼らの持つ個人技の高さから、いつか互いに順応できるかもしれないという期待に賭ける場合だけだろう」と指摘した。

 その上で「カルロ・アンチェロッティ、シャビ・アロンソ、アルバロ・アルベロアはそれを実現できなかった。もし私が(会長の)フロレンティーノ・ペレスなら、サンティアゴ・ベルナベウの次期監督選びにおいて、この2人のスター選手を生かす戦略を持つ人物を優先的に選ぶだろう。そうでなければ、どちらか一方を放出するしかない」と主張した。

 また、米メディア「スポーツ・イラストレイテッド」は「ビニシウスとエムバペの今シーズンの活躍には、天と地ほどの差がある。Rマドリードが年間を通じて競争力を維持できたのは、ほぼエムバペ一人のおかげ。一方、ビニシウスは得点のない試合が続き、スキャンダルに巻き込まれ、交代時にベルナベウの観客からブーイングを浴びる場面さえあった」とフランス代表に高評価を与えた。

 そのため「Rマドリードが、どちらか一方を選ばなければならないとしたら、去ることになるのはビニシウスであることは明らかだ」と強調。やはりスター選手がともに輝くのはエゴがぶつかり合うせいか、難しいようだ。Rマドリードは来季巻き返しへ、〝究極の選択〟を含めて進めていくのだろうか。