シンガーソングライターの高山厳(74)が11日、東京・文京区の「BAR MY PLACE」で弾き語りライブを開催した。
高山は1971年に、ばんばひろふみ、今井ひろしとフォークグループ「バンバン」を結成し、大阪を中心にしていたが自分の活動を優先するため脱退。75年7月に「忘れません」でソロデビューし、92年のヒット曲「心凍らせて」でNHK紅白歌合戦にも出場した大ベテランだ。
この日の東京都心では27・3度を記録し、今年初の真夏日を記録した。「季節の移ろい」をテーマに17曲をセットリストを準備した高山は「暑い中、ようこそお越しくださいました」と笑顔でファンを出迎えた。
つい先日まで満開だった桜も、わずかに残った花びらがひらりと宙を舞うこの季節。高山は「桜というのは咲いてもあでやか、散ってもあでやか。毎年この季節になると思いますね」と語り、亡き母への思いを歌ったメッセージソング「花手紙」をしっとりと歌い上げた。
4月は出会いが多い季節でもある。高山が「上京して大都会、東京で生きていく少女を歌った曲です」と紹介しながら、ピアノで「東京シンドローム」(2001年)を披露して聴衆をうっとりさせた。
曲間でチューニングしている最中には、「暖かいと弦(のピッチ)が狂うんですよね。あ、僕(=厳)が狂うんじゃないですよ!」とジョークを飛ばす場面もあった。
アンコール前には「年を重ねると友達が先立つということもあります。幸いなことに僕はまだ命をもらえている。歌わせてもらっているんでしょうね。先に旅立った人から『まだ歌え!』と言われている気がします」と語り、拍手を浴びた。
今後は5月9日に東京・練馬の「江古田マーキー」でのライブを控えている。













