ボクシングWBC世界バンタム級挑戦者決定戦(11日、両国国技館)の記者会見が8日、都内で開かれ、同級1位フアンフランシスコ・エストラダ(35=メキシコ)と同級2位・那須川天心(27=帝拳)が意気込みを示した。

 昨年11月に井上拓真(大橋)とWBC同級王座を争って、格闘技時代を通じ初黒星を喫してからの再起戦。普段の会見では笑顔でジョークを飛ばすなど和やかなムードを漂わせるが、この日は真剣な表情を崩さず。

 コンディションは「最高に近い」と話し、「本当に厳しくて、すごいつらい期間でもありました。前回負けたっていうこともありまして、いろいろなことを考えたり、精神面だったり、自分のことが信じられなくなったりとか、たくさんあったんですけど、自分自身を変えるために今回ここまでしっかりと挑んできたつもり」と振り返った。

那須川天心とエストラダ
那須川天心とエストラダ

 海外ブックメーカーのオッズなどでは那須川不利との予想が多い。プロキャリア初といえる厳しい状況にも「そんなのクソくらえで、本当にアッカンベーです。もう自分には負けたくないので。腹をくくっています。必ず勝ちますので」と反骨心を燃やす。「予想なんてでたらめですからね。なめんじゃねえよって。みんなボクシングしか見ていない。一人の人間としてどこまで行けるのかっていうところを見てほしい」と主張した。

 対面した8歳上の相手の印象を「洗練されているというか、すごく整っている感じ」と評しつつ、「年齢面だったりは関係ない。一番強いエストラダを想定してきた」と気持ちを引き締める。相手にも自身にも世間にも勝つことができるか。