ボクシングのWBC世界バンタム級2位・那須川天心(27=帝拳)が、同級1位で元世界2階級制覇王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(35=メキシコ)と挑戦者決定戦(4月11日、東京・両国国技館)で激突する。再起戦に臨む〝神童〟に、元王者が警鐘を鳴らした。
那須川は昨年11月に同級王者・井上拓真(大橋)に初黒星を喫して以来の試合となる。元東洋太平洋スーパーバンタム級王者でWakeRise会長の和気慎吾氏がYouTube「和気慎吾リーゼントチャンネル」で、フレアジム会長の赤井祥彦氏と注目の一戦を占った。
和気氏は「正直、前回(井上戦)を見た上でエストラーダと戦うと思ったら、ちょっとエストラーダの方がトータル的に一枚上かなと思ってしまう」と指摘。赤井氏も「フィジカル面では天心選手の方が有利かなというのはあったけど、ボクシングのキャリアで言うと向こうの方が全然上」との見解を示した。
また赤井氏は「記者会見とかで感じたことが一つあって『どうしても拓真選手にリベンジをする』と。『勝っても負けてもリベンジする』と言ってるんですよ。ちょっと危険なのが戦う相手は拓真選手じゃないんですよね、今回。目の前にいるのはエストラーダ」と切り込む。
その上で「これぐらいの世界上位の一戦になると、目の前の一戦に勝つことがどれだけ大変なことか。勝って初めて次の(試合の)話というのが、いいと思う。だから『なんとしても拓真選手にリベンジする』『やりたい』と言っていたけど、ちょっと危険だなと思った」と力説した。
これには和気氏も「(井上戦を)思うのはすごくいいこと。それは言うことではない。今はエストラーダに集中していると言って、これに勝って拓真選手をぶっ倒すぞという気持ちが大事」と私見を語った。
強豪との再起戦を選んだ那須川に、赤井氏は「これを決めたのは素晴らしいと思うし、拓真選手と最短で戦える試合を選んだのは評価したい」。和気氏も「そこは男です、本当に」と高く評価した。












