フィギュアスケート女子でミラノ・コルティナ五輪、世界選手権ともに大きなミスが相次いでメダルを逃した米国代表アンバー・グレン(26)の波乱万丈なスケート人生をドイツメディアが特集した。
グレンはミラノ・コルティナ五輪はショートプログラム(SP)で大失速した後、フリーで巻き返して5位に食い込んだがメダルは逃した。演技後には「実は生理だったの」と体調が優れなかったことを明かしつつ女性アスリートの問題について提言するなど話題を呼んだ。
続く世界選手権では、大会前の体調不良を明かしながらSP3位からフリーでまさかのミスを連発して失速し6位に終わった。心身両面で苦難が続くグレンをドイツ放送局「ntv」がクローズアップした。
「コーチのところへ向かう道のりは困難で、一歩一歩が重荷だった。ファンの拍手も慰めにはならなかった。彼女の顔は無表情で、ショックとパニックに満ちていた。これは彼女のキャリアを通して繰り返されるテーマだ。彼女はプログラム中のプレッシャーに耐えられない」と2つの大舞台を振り返った上で、これまでのスケート人生における苦難を強調する。
「グレンには、波乱万丈な過去もあった。10代の頃、彼女はうつ病と不安障害で入院した。彼女によれば、その一因はフィギュアスケート界における有害な〝比較文化〟だったという。彼女は摂食障害にも苦しんでいた」と指摘する。
そして以前に米誌「タイム」でグレンが吐露したコメントを紹介。「私はどこにも行き着かないと思い、もう生きていたくない、何もかも欲しくないという深いうつ状態に陥った」とつらい時期について語っている。
紆余曲折がありながら、長く第一線で活躍を続けるグレンはフィギュアスケート界で尊敬を集めている。












