国際スケート連盟(ISU)がロシア勢の復帰に向けて、まず検討されていたジュニア選手の国際大会への参加許可についての議論を先送りにしたことで、ロシアフィギュアスケート界の重鎮タチアナ・タラソワ氏が激怒している。

 国際オリンピック委員会(IOC)がロシアのジュニア世代の選手の国際大会復帰を議論するようISUに通達し、今回のタイミングで議論される見通しだったが見送られた。

 これを受けてロシアメディア「ソブスポーツ」は「タチアナ・タラソワ氏はISUが、傘下の大会へのロシア人ジュニアフィギュアスケート選手の参加許可に関する審議を延期する決定を下したとの報道についてコメントした」と報じた。

 議論は6月に予定されているテネリフェでの総会まで先送りされ、タラソワ氏は「6月にはシーズンが始まり、新しいルール、新しい音楽が待っている。一体どういうこと? あの連中はまさに害虫なのか? 呪われてしまえ。彼らの子供たちにも同じことをしてやりたい。自分の運命をそんな者たちに左右されるのがどんなものか、彼らに理解させてやりたい」とタラソワ氏は激しい言葉でISUを非難した。

 重鎮の怒りのコメントをロシア国営通信社「RIAノーボスチ」が伝え、同国メディアが一斉に報じた。

 ロシア勢復帰への見通しが不透明になったことで、同国のフィギュアスケート界では失望が広がっているようだ。