先月閉幕したミラノ・コルティナ五輪は、日本カーリング界にとって危機感を与える結果となった。軽井沢国際選手権(長野・軽井沢アイスパーク)時には、男子のトップ選手が複雑な思いを明かした。
男子はSC軽井沢クラブが世界最終予選で惜敗。2大会連続で日本勢が五輪の舞台に立つことはできなかった。2018年平昌五輪を経験した清水徹郎(コンサドーレ)は「五輪を見た時に、今の日本の男子があの場で戦えるかって言ったら、まだまだもっと頑張らなきゃいけないなと思った」と指摘。「コンサドーレやSC(軽井沢クラブ)だけではなくて、男子全体がもっとどうにか強いチームをつくっていかないといけない」と悔しさをにじませた。
清水と同じく平昌五輪メンバーの山口剛史(SC軽井沢クラブ)も、厳しい現状を口にする。女子はロコ・ソラーレが平昌五輪で銅、22年北京五輪で銀メダルを獲得。しかし、男子は世界で思うような結果を残せていない。山口は「男子としては、まだ2大会しか五輪に出ていない。結果を出していかないと自分たちの環境はもっともっと悪くなるんじゃないかなと思う」と吐露した上で「早く結果を出したい」と巻き返しを誓った。
近年の女子は複数チームが世界最高峰のグランドスラムに出場するなど、底上げに成功しつつある。ただ、ミラノ・コルティナ五輪はフォルティウスが2勝7敗でまさかの1次リーグ敗退。国別の世界ランキングは4番手でメダル圏内だったものの、本来のパフォーマンスを見せることができなかった。
山口は「準備はすごくいいとこまで行っているけど、大会中に流れに乗れないとか、アイスに苦戦しているところを見ると、映像だけでしかわからないけど、何か特別な場所だからこそ、力が発揮できるチームもいれば、発揮できないチームいるんだなと思った。すごく難しい場所なんだなと改めて外から見て思った」と指摘した。
現在は男女の各チームが30年にフランス・アルプス地方で開催される五輪へ向けてリスタート。4年後はカーラーたちの意地に期待したいところだ。












