ボクシングの元世界ヘビー級王者マイク・タイソン(59=米国)が現役ボクサーに苦言を呈したと、米メディア「SI」が報じた。

 タイソンは4月25日にエキシビションマッチ(コンゴ民主共和国)で元世界5階級制覇王者で50戦無敗のフロイド・メイウェザー(49=米国)と対戦する。試合に向けて「完全に自由な戦い。キャッチウエート制で何でもありだ」と体重制限がないことを明かした上で自身が負傷しているとし「ちょっとした捻挫だよ。全力で戦うしかない。それがオレのやり方だ」と語ったという。

 その一方、ボクシング界の最前線で戦うファイターたちに向けて「今、私についてこう思うべきだ。『この男は60歳でどうやってすべての記録を塗り替えているだ?』とね」とし「彼らは自分に失望すべきだ。年に1、2回しか試合をしない。誰も彼らのことを知らない。彼らには物語が必要なんだ」と指摘する。

 その上で元ヘビー級王者は「彼らが報酬をもらいすぎているわけではなく、ただやりたくないだけなんだ。もし高額の報酬をもらうのが好きなら年1回ではなく3回やればいいじゃないか。損することはないんだ。すべてがプラスになる。試合をして体調を整え、これまで以上に多くの報酬をもらえるんだから」と持論を展開した。

 タイソン自身はプロデビューした1885年に15試合、86年には13試合を実施。現代のチャンピオンたちは年1試合や2試合が多く、タイソンほど多くの試合を行っていない。ダメージの蓄積を避けるためだったり、ビッグマッチに集中するためなど、さまざま理由からだが、タイソンは現役ボクサーに物足りなさを感じているのは間違いないようだ。