米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃で、トランプ大統領はさらなる攻勢をかけることを宣言しているが、ホワイトハウスが作成したプロパガンダ動画が物議を醸している。
ホワイトハウスの公式Xアカウントは日本時間6日、「アメリカ流の正義」と題した42秒の動画を投稿した。冒頭からトム・クルーズが出演する映画「マイノリティ・リポート」のオープニングシーンが流れた後、映画「トップガン」の戦闘機シーンが映る。さらにイランの施設を実際に空爆した映像が流れれば、映画「スーパーマン」「グラディエーター」「トランスフォーマー」「スター・ウォーズ」のヒーロー映像が差し込まれた。その中には日本のアニメ「ドラゴンボール超」の破壊神ビルスと「遊☆戯☆王」の武藤遊戯も登場した。
アメリカの正義=無敵のヒーローという構成で、イラン攻撃の正当性やトランプ大統領や米軍の強さを誇示する意味合いがあるとみられる。中でもビルスと武藤遊戯はクライマックスシーンでの扱いで、ネット上では「宇宙レベルで気に入らないものを破壊できる象徴」「遊戯王で戦略的な勝利の比喩」と支持者からは好評で、若者やネット向けのプロパガンダとなっている。
一方で、米識者の間では安易な映像や構成に「恥さらし」「権利を取得しているのか」と非難を浴びた。ホワイトハウスでは前日にも「アメリカを再び偉大な国に」の文言の背景にポケットモンスターのゲーム画像を引用し、ポケモン社が抗議する騒動があったばかりだ。ネット上のミーム(流行)に乗って、話題になれば何でもOKで、軍事攻撃同様にトランプ氏を制御することはできないようだ。












