格闘技イベント「RIZIN.52」(7日、東京・有明アリーナ)に出場する秋元強真(19)の〝非常勤講師〟を自称する青木真也(42)が、その勝利を確信した。
4連勝中で破竹の勢いの秋元は、今大会でパッチー・ミックス(32=米国)と対戦する。元ベラトールバンタム級王者との戦いは「JAPAN TOP TEAM(JTT)」の次期エースにとって間違いなくキャリア最大の試練。その壁を突破すべく秋元は青木の指導を仰いだ。約1か月にわたり週2回のペースでパーソナルトレーニングを受けて、5日に都内で行われた出場選手インタビューでは「組みの部分で成長させてもらった」などと手応えを口にした。
そこで青木に電話取材を敢行すると、開口一番「どうも。JTTパフォーマンスセンターの非常勤講師・青木です」と早速ウンザリなセリフで声をしゃがれさせる。その上で秋元の仕上がりに「(攻撃を)受けられる状態は作ったから。組まれても倒されても大丈夫だ」と太鼓判を押した。
青木が舌を巻いたのは秋元の成長速度だ。練習最初の様子を「正直『誰が何を教えてたんだ』っていうくらい何もできなかった。基本ができてなかったんだ」と明かす。それが一気に上達したとして「普通は1か月じゃ無理なレベルで伸びたよ。それができた理由? 俺の指導力…なわけないだろ。秋元さんの飲み込みがとんでもなく早かった。そこに尽きる」と力説した。
もちろん詳細な指導内容は試合前だけに明かすことはない。だが「とにかく秋元さんにとってずっと嫌なことをして、ずっと嫌なことを言い続けた」と徹底的に〝苦手〟に向き合わせたと説明。自称・非常勤講師は「とにかく、本人がやってこなかったであろう攻防の練習をしたんだよ。そしてその練習の合間は『いつになったら俺をJTTに連れていってくれるんだ』とか『それでBreaking Downにはいつ出るんですか?』とか『サナエトークンを買いたいんだけど…。どこに行けば買えるの?』とか話してさ。それにも嫌な顔一つせず向き合ってくれたよ」とメガネを光らせた。苦手に向き合う練習をするのはいいとして、嫌なことを言い続けるのはただの嫌がらせでしかない気がするがそれはどうなのか。
それはそれとして「正直、最初は勝つと信じてやるしかなかった。だけど今は勝つと確信してますよ」とその勝利を予言。秋元に「勝って一緒にIT’S SHOW TIMEしようぜ」と意味不明なことを呼びかけるのだった。
さらに青木は、ビクター・コレスニック(ロシア)と対戦予定だったものの、交通事故のために欠場となった相本宗輝についても言及。3日朝、自転車運転中に自動車と接触して無念の欠場となり、代わって武田光司がスクランブル出場になった。
これに青木は「正直、活!だ」と語気を強める。その理由を「このタイミングだと体重調整もあっての自転車だったんだとは思うけど…。自転車はバイクと同じ二輪車だからね。事故を起こしてしまった以上、ダメだよね」。自らも自転車移動を常とするだけに「相本さんは復帰に際しては『青木真也による自転車講習』を受けるように!」と面倒くさいことを口走ると通話を切り、取材を強制終了するのだった。












