ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートペアで金メダルの〝りくりゅう〟こと三浦璃来(24)、木原龍一(33=ともに木下グループ)組の功績が〝ペア王国化〟への第一歩となりそうだ。

 木原がペアに転向した2013年はシングルの全盛期で、ペアの認知度は低かった。それでも19年夏に三浦とカップル結成すると、ついに世界の頂点にまで駆け上がった。26日には都内の所属先を表敬訪問し、主要国際大会4冠の「ゴールデンスラム」達成記念として、木下直哉代表からそれぞれ2000万円の報奨金を授与された。

 日本オリンピック委員会、日本スケート連盟からもそれぞれ1400万円の報奨金が支給されることも決定済みで、計6800万円の特別ボーナスが手に入った。連日多くのテレビ番組に登場するなど、注目度は増すばかり。ここまでの活躍ぶりは後輩たちにとっても大きなプラスになるという。

 以前はカップル競技が課題と言われてきた中、日本人でも世界で戦えることを証明。フィギュア関係者は「近いところに目指すべき存在がいるのは他のペアの選手にとっても刺激になっているのでは」と指摘した上で「目標がないとどう進んだらいいかわかりづらいけど、目の前に道があるので進みやすいと思う」と後輩たちの追随に期待を寄せた。

 かねて〝りくりゅう〟は後輩の育成に意欲を見せており、木原は「五輪で金メダルを獲得するまで13年かかった。結果が出なくてもあきらめずに頑張ってほしい」とエール。近い将来、日本のペア勢が世界を席巻する可能性も十分にありそうだ。